Pythonの面白いサンプルプログラム3選!現役エンジニアが解説。

Python

プログラミングに興味を持って
とりあえずPythonをインストールしてみたけど、

  • Pythonって面白いの?
  • 最初に何をプログラムしたらいいか分からない
  • プログラミングって難しそうなイメージがある

今回は誰でもかんたんに真似できるサンプルプログラム3つの紹介を通じて、
そんなあなたの疑問点や悩みを解決する内容となっております!

  • そもそもPythonって何?
  • Pythonのインストール方法を知りたい

などでお困りの場合は、まずこちらの記事から読んでみてください↓

こんにちは。この記事を書いたHATOBA(はとば)です。

  • 開発経験5年以上のエンジニア
  • 大学時代に勉強~現場での業務経験もあり
  • プログラミング、論理思考が得意

Pythonの面白いプログラムとは?

Pythonには、だれでも簡単に取り組める楽しいプログラムがたくさんあります。
特に初心者の方には、ゲームやアニメーションなど「作って遊べる」内容が人気です。

その理由は、次のような特徴があるからです。

  • 文法がシンプルで覚えやすい
  • プログラムの見た目が分かりやすい
  • 少ない文字数で動かせる

たとえば、次のようなプログラムがあります。

print("こんにちは、Pythonの世界へようこそ!")

このように、1行書くだけで画面に文字を表示できます。
こうした手軽さが、Pythonの面白さにつながっているのです。

ですから、「難しそう…」というイメージを持っているほど、

Pythonにふれてみると驚くかもしれません。
まずは、簡単なプログラムから始めてみましょう。

Pythonのサンプルプログラム3選!

Pythonの楽しさを実感するには、実際に動かしてみるのが一番です。
ここでは、初心者でもすぐに真似して動かせる3つの面白いプログラムをご紹介します。

サンプル① 数当てゲーム

数字を当てるゲームは、ランダムに出る数を予想して当てる遊びです。考えながら答えるので、自然とプログラムの流れが理解できます。

import random

正解 = random.randint(1, 10)
こたえ = int(input("1から10の中で数を当ててみてね: "))

if こたえ == 正解:
    print("正解!すごいね!")
else:
    print(f"残念!正解は {正解} でした")

このように、数字を入力するだけで遊べるシンプルな内容です。

コード解説

1行目:
 ”import random” で乱数を生成するライブラリをインポートしています。
 ※「ライブラリ」というのは、便利な道具箱のようなものです。
3行目:
 random.randint()メソッドで生成したランダムな数値を「正解」の変数に格納しています。
 ※1~10のうちランダムな整数の値です。
4行目:
 input()メソッドを使用して、コンソールからの数字の入力を受け付けます。
 入力された数字は「こたえ」に格納します。
6~9行目:
 「こたえ」と「正解」を比較して、等しければ
  ”正解!すごいね!”
 のテキストを表示し、等しくない場合は
  ”残念!正解は {正解} でした”
 をコンソールに表示します。

実行イメージ

「数当てゲーム」プログラムを実行するとこのように動作します。

この「数当てゲーム」のサンプルプログラムで学べるポイントは以下です。

  • 数を扱う方法が学べる
  • 入力の受け取り方がわかる
  • 条件によって答えを変える仕組みが身につく

考える楽しさがあるため、Pythonの入り口としてぴったりです。

サンプル② オーキドはかせ

続いてのコードでは、初代のポケットモンスターに出てくる
オーキド博士をプログラムしてみましょう。

最初のマサラタウンで、主人公はオーキド博士から「ヒトカゲ・ゼニガメ・フシギダネ」
の3匹のポケモンのうち、1匹を選ぶように促されます。

ポケモン主人公の冒険のはじまりの名場面を、Pythonのプログラムで再現してみましょう!

# オーキドはかせの最初のセリフ
print("「そこに 3びき ポケモンが いる じゃろう! ほっほ!")
print("おまえに 1ぴき やろう! …… さあ えらべ!」\n")

# コマンドメニュー表示
print("<あなたの さいしょの あいぼうを えらんでください>")
あいぼう = int(input("1: ヒトカゲ 2: ゼニガメ 3: フシギダネ > "))
# 改行
print()

# ポケモン選択時の分岐
if あいぼう == 1:
    # ヒトカゲを選んだ場合のセリフ
    print("「ほう! ほのおのポケモン ヒトカゲに するんじゃな")
elif あいぼう == 2:
    # ゼニガメを選んだ場合のセリフ
    print("「ふむ みずのポケモン ゼニガメに きめるのじゃな")
elif あいぼう == 3:
    # フシギダネを選んだ場合のセリフ
    print("「そうか! しょくぶつポケモン フシギダネが いいんじゃな")
else:
    print("「こら! 1~3をえらぶのじゃ!")

# 最初のポケモンを決めた後
if (あいぼう == 1) or (あいぼう == 2) or (あいぼう == 3):
    print("この ポケモンは ほんとに げんきが いいぞ!」\n")

コード解説

1~3行目:
 オーキドはかせの最初のセリフを表示しています。
5~9行目:
 ポケモンの選択肢を表示して、数字入力を「あいぼう」に格納します。
 選択後にprint文で1行改行を入れます。
11~22行目:
 以下の条件で分岐します。
 ・「あいぼう」が1の場合→ “ヒトカゲに するんじゃな”
 ・「あいぼう」が2の場合→ “ゼニガメに きめるのじゃな”
 ・「あいぼう」が3の場合→ “フシギダネが いいんじゃな”
 ・「あいぼう」が1~3以外の場合→ オーキドはかせに怒られる
24~26行目:
 「あいぼう」を1~3で選んでいた場合にのみ、最後のセリフを表示します。

実行イメージ

「オーキドはかせ」プログラムを実行するとこのように動作します。

この「オーキドはかせ」のサンプルプログラムで学べるポイントは以下です。

  • 条件によって処理が分かれる「if文」
  • 比較の考え方

馴染み深いゲームの1場面を再現しているので、学習のモチベーションが上がるのではないでしょうか!?

サンプル③ 絵文字アニメーション

Pythonを使うと、文字や記号を動かすことも可能です。
最後に、顔文字が横に動くアニメーションをご紹介します。

import time

顔文字 = "(^_^)"
for i in range(10):
    print(" " * i + 顔文字)
    time.sleep(0.3)
print()

コード解説

3行目:
 「顔文字」を設定する。
4~6行目:
 for文で「顔文字」の表示の繰り返しを行う。
 ※range(10)と設定することで i = 1~10 の10回のループを実行しています。
 ※time.sleep(0.3)で一瞬だけ待機して、動きを遅らせる処理を入れています。

実行イメージ

「絵文字アニメーション」プログラムを実行するとこのように動作します。

この「絵文字アニメーション」のサンプルプログラムで学べるポイントは以下です。

  • forで繰り返しの流れが学べる
  • time.sleep()で動きを遅らせられる
  • 表示位置を変えることで動いて見える仕組みがわかる

単純でありながら「自分で動かした!」という実感の面白さがあり、学習のモチベーションにもつながります。

Pythonの面白い仕組みを解説

プログラムが動くしくみを知ると、さらに面白さが増します。
ここでは、先ほど紹介した3つのサンプルで使われている重要な考え方をご説明します。

ランダムの仕組み

randomという機能を使うと、Pythonはまるでサイコロのように数字や言葉をばらばらに出せます。
これにより、ゲームに変化が生まれます。

条件分岐の考え方

ifelseは、「もし〇〇なら〜する」という命令です。
これによって、入力に応じて動きを変えることができます。

文字の動かし方

空白を使って表示位置をずらすことで、あたかも画面上で動いているように見せることができます。

実際にサンプルプログラムを動かすことで、こうした仕組みを理解すると


 「ただ見る」から「どう動かすか考える」「流れを考えて作ってみる


へと視点が変わります。

Pythonの面白い使い方いろいろ

Pythonはゲーム作りだけでなく、いろんな場面で使われています。
実際の例を見てみましょう。

  • 数の計算やグラフの作成
  • たくさんのデータの整理
  • 画像や音声を使った処理
  • 人の話し方をまねする機能

たとえば、天気の情報を自動で集めたり、自分の声で動く機械を作ったりもできます。

ゲーム感覚で学んだ知識が、将来いろんなことに役立つ可能性もあるでしょう。
なにより「楽しみながら学ぶ」ことが大切です。

Pythonの面白い勉強法まとめ

以上のサンプルコード3つを通じて、

  • Pythonって面白いの?
  • 最初に何をプログラムしたらいいか分からない
  • プログラミングって難しそうなイメージがある

といった、プログラミング初学者によくある疑問点や悩みに答えました!

Pythonを身につけるには、まず「まねて作ること」が効果的です。

自分の手で動かすことで、どんなしくみかがわかってきます。

勉強のコツは以下のとおりです。

  • 面白そうなプログラムを真似てみる
  • 少しずつ自分なりに変えてみる
  • できたら人に見せてみる

また、インターネットには、無料で学べる場所もたくさんあります。友だちと一緒に作るのも楽しい方法です。

まずは小さな一歩から始め、ぜひ難しいとあきらめずに続けてみてください!

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