「仕事頑張っても意味がない」
社会人あるあるだと思います。
会社に数年勤めれば、誰しも一度は感じるでしょうね。

俺もサラリーマンやってた8年間ずっと感じつづけてたことなので、めちゃくちゃ同感です。
派遣先の現場が、コロナ禍以降は幸いほとんどリモートワークで、監視の目が届かないところでサボりやすい環境でした。
現場の仕事がほんと下らなくて、バイトみたいなのでほぼサボってました
「静かな退職」ってやつですね
その合間に更新してたブログのほうがいつの間にか本業みたいになりましたw
といった余談はさておき、今回の記事では
イマドキの若者はなぜ「仕事頑張っても意味ない」と感じてしまうのか?
について、構造的な問題も視野に入れて深堀りしていきます。
みなさんに何かしらの気づきを与えられたらいいなと思ってます。



こんにちは。この記事を書いたHATOBA(はとば)です。
- 名門都立高~国公立大を卒業
- 社会経験5年以上のエンジニア
- 自由に楽しく働きたい人の味方
「仕事頑張っても意味がない」と感じる理由とは
「仕事が意味ない」と思ってしまう背景には、本人の気の持ちようだけではなく、
職場の仕組み、構造そのものに問題があることもよくあります。
特に現代の大きな組織では、無意味に思える仕事が生まれやすいです。
おおまかには以下のような例が挙げられます。
- 価値の生産と直接結びつかない、報告書類などの雑務
- どういった必要性があるのか、判然としないような業務命令
- 時代にそぐわない「古いならわし」的なルーチンワーク
なぜこのような意味の薄い仕事が生じてくるのか、背景を知らないままでいると
人によってはそれを(自然と)嫌がることや避けたくなることを、
「自分が怠慢なだけ」と思い込まされるので、自責感につながってしまったりもするでしょう。



学校の「勉強しなさい」や職場での「仕事サボるな」が、仕組み的にモラハラ(モラルハラスメント)として作用してしまうという状況、実は現代社会にめちゃくちゃ多いんですよね。
まずは「意味がないと感じること自体は何もおかしくない」
という視点を持つことが大切です。
やる気のない自分が悪いわけではない
「やる気が出ないのは自分の責任だ」と思い込みすぎていませんか?
実際には、環境が原因でやる気を奪われている可能性が高いです。
やる気とは、勝手に湧き上がってくるものではなく、組織全体で育てていくもの・醸成するものです。
以下のような環境では、やる気が失われやすくなります。
- 成果が認められない
- 意見が通らない職場風土
- 同じ作業のくり返しで成長を感じられない
これらは個人の努力ではどうにもできない要素です。
まずは「やる気が出ないのは自分だけの責任ではない」と気づくことから始めましょう。
組織の仕組みが原因の場合もある
「この仕事、何の意味があるんだろう…」と感じたことはありませんか?
それはあなたの感覚が間違っているのではなく、組織そのものに問題があることも多いです。
特に文化の古い企業や役所では次のような仕組みにより、無意味で非効率なやり方の仕事が量産されがちです。
- 「目的をやり遂げる」ことよりも、形式主義や体裁、「従来のルール・慣習を守ること自体」を重んじる文化(=ルールの目的化)
- 上記のような仕事のやり方の意味を問い直す文化がない(問い直す=いちゃもんを付けることで自分の立場が危ぶまれる)
- 失敗のリスクを過剰に避けるせいで、前例通りの進め方になってしまう
- 組織のなかにムダな中間管理職が多すぎることで、意味のない(=価値の生産と直接結びつかない)ような、日々の報告業務などが増加する。



HATOBAさんは大手SIのN社の末端で作業していたので、これらは肌感覚としてナマで感じた本音です。
このような企業体質の中では、どんなに頑張っても「使命感」「意味のある仕事」を実感するのが難しくなります。
基本的に、マネジメントが腐っているせいでこのような状況が生じるので、あなた個人ではなくすべてはマネジメントの責任です。冷静に仕組みを見直す視点が重要です。
「仕事頑張っても意味がない」と感じる瞬間5つ
仕事中にふと「これって意味がないな…」と感じる瞬間は、誰にでもあると思います。
その背後には深い理由が潜んでいます。
以下では、特に多くの人が共感しやすい「意味ない瞬間」を5つご紹介いたします。
①意味のない報告書や会議が続くとき
何のための報告か分からない書類や、結論の出ない会議に時間を使うと、
「意味のない仕事をしている」と感じやすくなります。
たとえば次のような場面です。
- 読まれないことが前提の議事録や報告書を毎週提出
- 主要なメンバー以外からの発言がない沈黙の会議が1時間続く
- 会議のための事前会議が開催される
こういった場面を作ってしまうことで、時間も労力も無駄になっています。
本来、会議や報告は目的があってこそ意味があります。
思考停止、惰性で今まで通りの慣例をなぞることで、その目的が見えなくなった瞬間に仕事の意義は失われるのです。
②誰のための作業か分からないとき
「この仕事、いったい誰のため?」と疑問に思ったことはありませんか?
それは仕事の目的が不透明になっているサインです。
次のような状況では、意味を見出すのが難しくなります。
- 顧客の顔が見えない裏方の作業ばかり
- 自分がいったい何を届けているのか実感できない
- 指示が上から降りてくるだけで自分の裁量がない
人は誰かの役に立っていると感じられたときに、仕事に意味を見いだすことが可能になり、
内側から無限のエネルギーが湧いてきます。


なので残念なことに、その「誰か」が見えない状態だと、働く意義を感じづらくなるということです。
③上司の指示がコロコロ変わるとき
頻繁に仕事の方針や担当替えなどがあると、「結局、今までの努力は何だったのか」と虚しさを感じます。
このような状況は次のように表れます。
- 昨日の指示を今日になってひっくり返される
- 何度もやり直しになる
- 上司やリーダーの人ごとに言うことが違う
- 短い契約の人員を頻繁に入れ替える



たとえば俺が関わってたSIerの業界は、大規模開発の現場の下流のほうの作業はIT派遣の人員で賄われることが多いです
だから二次請け三次請けとか当たり前ですね
新卒で入った現場のリーダーさんはわりと優秀な方だったんですが
「せっかく人を育てても(プロパーに)すぐ持ってかれちゃって、結局、自分の思うように動かせなくて意味ないんだよな~」
みたいな事を会議でボヤいてたのをよく覚えてますよ。
そういった業界の構造的な問題って、ずっと昔から指摘されてたはずなんですけどね
大手に勤めてる人たちはまったく改善する気ないんでしょうねえ、今だけ・カネだけ・自分だけで
そりゃあ業界全体で育たなくて人手も不足してくるの当たり前っすよね~
自業自得なんですよ。
ブレの多い指示や、元請けなどトップの都合に合わせただけの配置替えというのは、現場の士気を下げるため「意味がない」と感じてしまうのです。
④成果が数字で評価されないとき
頑張っても評価されない、昇給に結びつかない職場では、働く意欲がどんどん失われてしまいます。
特に以下のような職場にその傾向が強く見られます。
- 声の大きい人ばかりが得をする
- 面倒ごとをまじめで扱いやすい人間に押し付けて、要領よく立ち回った人が結果的に得をする
- 上司の“好き嫌い”により、恣意的に評価が決まる
このような環境では、努力と結果が結びつきません。
「どれだけ頑張っても変わらない」と思った瞬間、仕事の意味がかすんでしまいます。
⑤前例主義にしばられているとき
「それ、前にやったから今回も同じで」と言われたことはありませんか?
新しい工夫や意見を出しても、試す前から頭ごなしに
「前例がないから」などと片付けられるような環境では、
成長や達成感が得られません。
たとえば、
- 従来からある古い手順をそのまま使い続ける
- せっかく意見を出しても、上司やリーダーの人のプライドが許さないせいで受け入れられない
- 「前例がない」が断り文句になっている
頭の固い人たちが保身に走ることで、働く人の創意工夫を押しつぶしてしまいます。
結果として、非効率でつまらない仕事が温存されてしまうのです。
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まとめ:「仕事意味ない」と不満をもつ人へ伝えたいこと
「仕事が意味ない」と感じやすい職場には、いくつか共通点があります。
とくに民間企業でも、見た目だけ整えた“仕事っぽい活動”が非常に多く存在しています。



そのへんの会社がやってるのってほんと、穴掘って埋めるような仕事ばかりですよね~
これは個人のせいではなく、組織の構造や文化の問題が大きいです。
以下のような特徴があれば、要注意です。
- 会議や書類が多いが、形式的に行っているだけで中身がない
- 一部の人だけで物事が決まり、下位のポジションの人間は従うだけ
- 労力と成果が比例していない
- 人数合わせの仕事がある(存在自体が目的のような業務)
- 「なぜやっているか」の目的を誰も説明できない仕事がある
こうした職場では「実際には価値を生まない仕事=無意味な仕事」が放置されています。
これに気づかず頑張り続けると、心も体も疲弊してしまいます。
「自分だけが変だ」と思わず、まずは「常識」と思い込まされていることに対する視点や考え方の転換が重要です。



「仕事が意味ない」と感じることは、決して異常でも甘えでもないんすね。むしろ、人として正常な直感力がきちんと働いている証拠。
思考停止して、権威的な人物だったりルールに「従うことばかり憶える」ことで、
常に人目を、周りをキョロキョロと見まわすようになり
自分と同じように振る舞えない、従えない人の事は「社不適だ」と見下したり、
攻撃的になってしまうよりはずっとマシだと言えます。
人は環境によって大きく変わります。
無意味な業務に囲まれていると、自分まで「意味がない存在」のように感じてしまうものです。
でも本当はあなたの存在に意味がないのではなく、組織の構造などに由来する問題から
仕事の中身が“意味を失っている”だけなのです。
少しでいいので、せひ視点を変えてみてください。
また、そういった状況を打破する力は、必ずあなたの中に潜在しているはずです。
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